2016年9月8日木曜日

【品川新駅の概要を決定/JR東日本】


東日本旅客鉄道(株)は6日、開発を進めている「品川新駅(仮称)」の概要を発表した。

 同プロジェクトは、JR品川車両基地跡地内(「田無」駅から約1.3km、「品川」駅から約0.9km)に線路別島式2面4線(山手線、京浜東北線)のホーム形体の新駅を開発するもの。

 “グローバル ゲートウェイ 品川”をテーマに、世界中から先進的な企業と人材が集い、多用な交流から新たなビジネスや文化が生まれるまちづくりを進めている。

 国際交流拠点となるまちの中核施設として象徴的なデザインとなるよう、デザインアーキテクトとして隈 研吾氏が参加。日本の魅力を発信していくために、伝統的な折り紙をモチーフとした大屋根とする。また、障子をイメージした「膜」や「木」などの素材を活用し、“和”を感じる駅舎に仕上げる。

 また、駅とまちを一体的な空間とするため、「エキマチ一体化」を展開。駅舎東西面に大きなガラス面を設けるとともに、コンコース階に1,000平方メートルの吹き抜けを設置し、一体感を創出。駅の改札内に約300平方メートルのスペースを設け、駅とまちが連携したイベントを開催していく。
 


 構造は、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。総床面積は約7,600平方メートル。南北2ヵ所に改札口を設けるほか、ホームにエレベーターを2基設置。さらに多機能トイレを設置するなど、利用者に配慮する。

 2024年頃にまち開きする予定だが、20年春には暫定開業し、駅正面付近でのイベント開催などを検討している。

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