2016年9月24日土曜日

「墓地の上なんて不気味すぎる」六本木地上げ頓挫で超高級ホテル計画〝暗礁〟 宗教法人法の手続き怠る


東京・六本木の超一等地で4年越しに進められてきた地上げが頓挫しそうだという。対象用地はもともと寺が所有していたが、宗教法人法で規定された財産処分の承認手続きを経ないまま売買が繰り返されてきた。このため、最終的な買い手となった香港系不動産会社が法的に所有権者と認められない恐れが浮上。2020年東京五輪に開業を間に合わせる計画の超高級ホテルの着工にめどが立たなくなっているのだ。おまけに、用地内の旧墓地を掘ると人骨が出る始末。実は墓地の廃止許可手続きもなされておらず、旅行業界の関係者は「超高級ホテルといっても墓地の上に建つなんて不気味。誰が泊まるのか」とあきれ顔だ。大阪の不動産会社なども関与したとされる六本木の土地売買で何があったのか。

時価220億円の土地次々手放す

 地下鉄六本木駅(東京都港区)の出口を出て六本木通り(都道412号)を東へ歩くこと3分。通りに面して金属製の塀に囲まれた土地が見えてくる。退去が済んだビル、マンションなど3棟が並び、一部は砂利敷きの更地だ。残りはコイン式駐車場として利用されている。

 不動産登記簿などによると、用地は約4千平方メートル(約1200坪)。かつて曹洞宗の寺院、湖雲寺(こうんじ)があり、土地の一部はマンション用地やビル用地として貸し付けていた。しかし平成18年に京都や都内の法人、個人が土地に地上権を設定し、22年には同寺が土地を担保に借金するなど、異変の芽が見え始めた。

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