三井不動産(株)は、旭化成不動産レジデンス(株)と共同で開発中の大規模タワーマンション「パークシティ武蔵小山ザ タワー」(東京都品川区、総戸数598戸)の第1期(204戸)を、23日から販売する。
同物件は、東急目黒線「武蔵小山」駅徒歩1分に立地する、地上41階建ての免震タワーマンション。0.7haの開発地は、木造低層住宅や店舗兼住宅などが密集していたエリアで、2004年に地権者による勉強会が発足。14年5月「武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合」が発足。両社が事業協力者として参画した。
再開発では、同物件と低層棟(商業施設)が建設され、地権者含め40以上の店舗が誘致される。また、駅前広場と一体化した広場が設けられ、ゲートツリーをはじめとした緑化をふんだんに行なう。低層棟の上層部には、地権者用住戸(30戸)が設けられる。20年4月竣工予定。
タワーマンションは、光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所(株)代表取締役の光井 純氏がデザイン監修。アースカラーをベースに、水平を基調としたデザインとした。スケールメリットを生かし、ガーデンラウンジや屋上テラスをはじめ、スカイテラス、パーティルーム、キッズルーム、ゲストスイートなど共用部も充実させた。
住戸は、地権者住戸121戸、事業協力者住戸16戸などを除いた491戸を販売。1LDK~3LDK、専有面積37~122平方メートル。1期は専有面積47~122平方メートル。販売価格は6,750万~2億6,390万円。最多価格帯は9,300万円台。坪単価470万円。17年4月のホームページ開設から9,000件以上の資料請求を受け、モデルルーム来場は1,700組を超えている。来場者層は、DINKS、ファミリー、プレファミリー中心。品川区2割、目黒区1割で地元比率が4割弱と広域集客傾向が強いのが特長。販売スケジュールがほぼ同じ三井不動産の「ザ・タワー北仲」(横浜市中区)など、駅前好立地のランドマーク物件との広域競合が目立つという。
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