2017年11月23日木曜日

英不動産が銀座に進出 訪日客増にらみ商業施設取得

英国の不動産大手のグロブナーは東京・銀座に進出する。このほど銀座4丁目の商業施設「並木館銀座」を今治造船グループから取得。国内外の飲食、サービス、美容関連の企業などをテナントとして誘致する。2020年の東京五輪に向けた訪日客の増加をにらんで進出を決めた。
 グロブナーは300年以上前から英ロンドンで不動産業に携わり、世界約60都市で1.8兆円の不動産を運用している。
 並木館銀座の土地面積は約750平方メートルで、5階から10階が空室になっている。世界のネットワークをいかし、海外の有力テナントの誘致につなげる。取得額は数百億円程度とみられる。
 日本では富裕層向け住宅を展開していたが、商業用の不動産への進出は初めて。東京の銀座、表参道、青山エリアは中長期的に成長が続くとみており、今後も物件取得を検討する。

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