スマートフォン(スマホ)を通じて不動産売買を仲介するハウスマート(東京・渋谷、針山昌幸社長)はマンションの購入と賃貸のどちらが得かを人工知能(AI)が分析するサービスを始める。AIが35年先までの物件価格を予測し、住宅ローン金利やマンションの管理費・税金などを考慮し、総費用や売却価格などを算出する。
2018年1月にも中古マンション売買仲介サービス「カウル」に新機能「カウル鑑定」を搭載する。料金は無料。過去から現在までの物件の売買履歴データを独自のAIのアルゴリズムで解析し、経年での値下がりを推定する。
同社によると、住宅購入を検討する人の半数以上(56%)が将来の売却価格などの資産性を重視するという。しかし個人が将来の物件価格を正確に予測するのは難しい。立地や価格は希望に合っていても、金利や管理費なども含めて総合的に賃貸と購入のどちらが経済的かを判断するのは困難だった。
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