野村不動産(株)、NREG東芝不動産(株)、東日本旅客鉄道(株)は15日、共同で複合ビル2棟を開発する「(仮称)芝浦一丁目計画」(東京都港区)の整備方針を発表した。
NREG東芝不動産が保有する「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」と、東日本旅客鉄道が保有するカートレイン乗降場跡地を、約10年かけてオフィス・ホテル・住宅・商業施設等からなる大規模複合施設に整備する。
区域面積約4万7,000平方メートル、延床面積約55万平方メートル。地上46階地下5階建てのS棟(ホテル、オフィス、商業施設等)と地上47階地下5階建てのN棟(住宅、オフィス、商業施設等)で構成。設計はプリツカー賞などを受賞した世界的建築家の槇 文彦氏が担当。東京湾岸部の新たなシンボルになるとともに、国内外企業や観光客が魅力を感じる国際競争力の高いビジネス・観光拠点を目指していく。
同計画では、JR「浜松町」駅南口東西自由通路の拡幅・バリアフリー化を図るとともに、カートレイン乗降場跡地を歩行者専用道路として整備することで歩行者ネットワークを強化。ビジネス交流を促進するコンベンション施設や、国際水準のサービスを提供する宿泊施設も整備する。また、「芝浦運河」の船着場やテラス、運河に開かれた広場等の整備により、新たな観光スポットとなる親水空間の創出を行なう。さらに、防災対応力強化とエネルギーネットワーク構築等による環境負荷の低減も実施していく。
今後は東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として、東京都および港区の合意を経て、内閣総理大臣による計画の認定を受けるべく手続きを進めていく。
着工はS棟が2020年度、N棟が26年度、竣工はS棟が23年度、N棟が29年度の予定。
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