2017年6月4日日曜日

サ高住、7割の入居者が満足。健康サービスを重視

(一財)サービス付き高齢者向け住宅協会(サ住協)は1日、「入居者満足度調査」の結果を公表した。調査対象は、同協会会員住宅(全国36都道府県・237住宅)に入居している高齢者1万人にアンケート。有効回答は2,391件。
 入居者の世帯状況は「単独世帯(65%)」がトップ。入居の意思決定は、「本人が決めた」が約7割、「家族や医療機関等の本人以外が決定した」のは約3割だった。入居予定期間では、「終の住まい」と考えていた人が約5割、一方で、「一時的な住まい」とは約1割だった。また、入居に当たって重視したことでは、「周辺環境」「家族との距離」「費用水準」などの割合が高かった。
 入居後の生活については、7割が「満足」と回答。特に、「外出が自由であること」「プライバシーの確保」「居室設備」に対する満足度が高かった。今後も入居を継続し、「終の住まいとしたい」と考えている人も約6割に上った。一方、不満があると答えたのは約1割。特に、「食事内容」への満足度が低かった。
 また、心身の状態が悪い等の問題を職員に相談する「相談サービス」や、「安否確認サービス」を利用している入居者は、共に約6割。今後の生活に期待することでも、「緊急対応」「医療、介護サービス」「安否確認生活相談」が上位を占め、健康に関わるサービスを重視している傾向がみてとれた。

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