2017年9月1日金曜日

反応 中古M価格天気図、全国で強含みの傾向

株)東京カンテイは31日、2017年7月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。
 全国47都道府県の、ファミリータイプの中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向の場合は「雨」と表記している。天気マーク適用基準は、70平方メートルに換算した中古マンション平均価格、前月からの変動率、13ヵ月移動平均の変動率。7月は売り事例数・総計6万2626件(前月比0.7%増、前年同月比8.8%増)から算出した。
 「晴」が7から8地域に増加、「雨」は5から3地域に減少。「曇」は11地域から12地域に増加。「小雨」は12地域から13地域に増加。「薄日」は12地域から11地域に減少した。
 全国で天候が改善したのは7地域から12地域に増加し、6月以降、徐々に強含みの傾向に変化している。横ばいが33地域から27地域に減少、悪化は7地域から8地域に増加。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は23から17に減少した。
 地域別では、東北地方の一部や北陸で明らかな回復が見られたが、中国地方と九州地方の一部でやや弱含んでいる結果に。一方、三大都市圏では変化が見られない“凪”の状態が続いており、価格動向の行方は依然不透明であるとした。

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