(独)住宅金融支援機構はこのほど、2016年度「民間住宅ローン利用者の実態調査(民間住宅ローン利用者編)」(第2回)結果を発表した。16年10月~17年3月に民間住宅ローンを借り入れた1,500名を対象に、インターネットでアンケートを実施。
金利タイプ別利用状況は、「変動型」の利用割合は47.9%(前回調査(16年3~9月)比1.3ポイント減)と減少し、「固定期間選択型」も35.1%(同1.8ポイント減)と減少したが、「全期間固定型」は17.0%(同3.1ポイント増)と増加した。
今後1年間の住宅金利見通しについては、全体では「現状よりも上昇する」が37.5%(同12.1ポイント増)と増加。「ほとんど変わらない」は51.9%(同7.8ポイント減)、「現状よりも低下する」は2.9%(同4.2ポイント増)、「見当がつかない」は7.8%(同0.4ポイント減)。
住宅ローンを知るきっかけとして影響が大きかった媒体等は、「住宅・販売事業者」が45.0%(同13.0ポイント減)で最多。「インターネット」が18.2%(同3.2ポイント減)、「金融機関」12.2%(同0.8ポイント減)と続いた。
住宅ローンを選んだ決め手(フラット35利用者以外)は、「金利が低いこと」が75.1%(同25.5ポイント増)と圧倒的多数でトップに。次いで、「住宅・販売事業者に勧められたから」が18.6%(同4.2ポイント増)、「諸費用が安かったこと」が17.6%(同2.4ポイント増)となった。
住宅ローンに対する満足度については、総合評価で「大いに満足」「やや満足」が59.1%(同2.4ポイント減)。前回調査と平均点を比較すると、「総合評価」以外の各項目で平均点が上昇した。
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