2017年1月24日火曜日

虎ノ門ヒルズ」隣接地で、地上54階建ての住宅棟着工/森ビル


森ビル(株)は24日、同社が参加組合員として推進する再開発事業「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(東京都港区、総戸数約550戸)の起工式を開催した。

 同事業は、2014年6月に開業した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の隣接地で推進しているプロジェクト。すでに「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が着工しており、現在計画中の「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」と合わせ、「虎ノ門ヒルズ」は区画面積7.5ha、延床面積80万平方メートルに拡大。国際水準のオフィス、住宅、ホテル、商業施設、交通インフラなど、さまざまな機能を備えた「国際新都心・グローバルビジネスセンター」となることを目指す。

 レジデンシャルタワーは、敷地面積約6,530平方メートル、延床面積約12万1,000平方メートル、高さ約220mの鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)地上54階地下4階建て。大型タイプの住戸面積(2BR約95~3BR約155平方メートル~、4BR約220平方メートル~)を計画。インテリアデザインにはトニー・チー氏を起用し、洗練されたデザイン空間をつくり出す。6つ目となる会員制スパ「ヒルズスパ」には25mプールやジム、エステを設備し、約200平方メートルのパーティラウンジやゲストルームも設備。低層部には約1,000平方メートルの商業空間を設けるほか、短・中期滞在の外国人ニーズに対応したサービスアパートメント約160戸も整備する。

 同日開催された祝賀会で、同社代表取締役の辻 慎吾氏は「本事業は、『国際新都心・グローバルビジネスセンター』に進化・拡大する、虎ノ門ヒルズエリアの居住機能を担う、大変重要なプロジェクト。タワーの足元には歩行者デッキや公園、広場を整備し、虎ノ門ヒルズから愛宕山へ緑あふれるオープンスペースを連続させるなど、地域の皆さまの利便性を高め、かつ憩いの場となるようなまちづくりを目指す」などと話した。

 着工は3月、竣工は20年4月の予定。

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